青春18きっぷ九州一周ひとり旅〜その11〜
【2019.04.04】
前回は、吉松駅到着までお話ししました。
今回は「しんぺい号」乗車記から。
特急いさぶろう・しんぺい(https://www.jrkyushu.co.jp/trains/sp/isaburou_shinpei/)
しんぺい号は、国鉄が制定したとされる「日本三大車窓」のひとつ(他にはJR北海道の根室本線、JR東日本の篠ノ井線)である肥薩線(吉松ー人吉間)を走る観光列車です。
人吉行きが「しんぺい」吉松行きが「いさぶろう」と名付けられています。
車内の雰囲気はこのようになっています(JR九州HPから拝借)。全車指定席ですが、指定席券(520円)を購入すれば、青春18きっぷ利用者でも乗れる観光列車としても有名です。
11:49 吉松駅 出発。
まず列車は真幸(まさき)駅に向かいまして、スイッチバックを楽しみます。
ここで、スイッチバックの説明をしておきます。(自分自身の知識の範囲で話していますので、間違っている可能性があります。鵜呑みにしないで下さい。)
当たり前のことですが、鉄道は線路の上に車輪を乗せて走っていますね。そのため、急な勾配を登るには鉄道は適していないのです。
しかし、日本という土地に鉄道を通す上でどうしても山は超えていかなければなりません。また、鉄道が敷設された頃には長い長いトンネルを掘るのも容易いことではありませんでした。
そのため、線路を真っ直ぐひいて山を登り降りするのではなく、一旦別な停車場に入って、進行方向を変えてまた進んでいく、ジグザグに敷かれた線路のシステムのことをスイッチバック設備、またその行為をスイッチバックと呼んでいるのです。
12:02 真幸駅 到着。
ここで5分間の停車です。列車から降りて記念撮影をしたり、スイッチバックの風景を楽しむことができます。
「真の幸せ」と書いて「真幸駅」
天気も良く、美しい写真が撮れました!
こちらがスイッチバックです!
12:07 真幸駅 出発。
この先は日本三大車窓のひとつ、広大で美しいえびの盆地越しに霧島連山の雄姿が望めます。
日本三大車窓のひとつ。
観光列車ですので、速度を落として景色を楽しめるように走行してくれます。
12:27 矢岳駅 到着。
矢岳駅にはSL展示館があります!
D51 170ってやつです(笑)
12:32 矢岳駅 出発。
12:49 大畑駅 到着。
大畑駅は日本で唯一ループ線のなかにスイッチバックがある駅です。急勾配を緩和するためのループ線(山の周りをぐるぐると回って登り降りする線路のこと)や、スイッチバックを体験することができます。
大畑駅は桜も美しいですよ〜!
12:56 大畑駅 出発。
13:08 人吉駅 到着。
次回は人吉駅から先について紹介します。